「正月が怖い」能登被災者のいまの思い 復旧の遅れに憤りも…“家の再建が復興の始まり” 地震と豪雨の“二重被災”で葛藤続く 小川キャスター現地取材【news23】 | TBS NEWS DIG
能登半島で元日に発生した地震。一見、少しずつ復旧・復興が進んでいるようにも見えますが、現場を取材すると「正月が怖い」と口にする人もいました。地震からまもなく1年。...
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どちらかと言えば、クリスマスよりもお正月を大切にする日本人に起きたお正月の大
地震。
その悲惨な記憶を少しでも何とかすることができるものがあるとすれば、それは間違いなく、力強い復旧・復興の力です。
しかし、1年が経っても復旧・復興の進捗を感じない被災者は7割近くにのぼっています。
昨年10月から総理大臣になった石破氏は「防災省」の設置を公約に掲げていますが、現在ある「防災庁設置準備室」が、「防災庁」を設置するのは2026年度中(2026年4月~2027年3月)です。さらにそこから「防災省」への格上げを目指すとしています。
この予定通りに進むのかどうかもわかりませんが、そもそも…。
火災への消化、救助・救出の混乱、被災地域の治安の悪化等、上げればきりがありません。
発災当時、東京などの首都圏でも起きるとされていた、その都市直下
地震の混乱からの知見を活かし、まさしくこの
阪神淡路大震災後のタイミングで日本は「防災省」を設置するべきだったと思います。
それから30年経っても未だ「防災省」が設置されていない実情は、「防災の失われた30年」でもあり、これもまさしく政治の貧困でしょう。
そして、大
晦日に書いた
こちらの記事でも書いていますが、
政治の貧困は有権者の意識の貧困でもあり、僕も含めた
有権者の意識や心の貧困も同時に嘆かなくてはいけません。
最後にダメ押しで、
同じ論理が原子力発電にも当てはまります。
にもかかわらず、国は
原子力発電を
二酸化炭素の排出を抑える口実をつけて、再び推し進めようとしています。
非常に危険なことです。
その指摘どおりに
原発の事故は起こったわけですが、政府は未だこの危険性を捉えた動きをしているとは到底思えませんし、むしろ
原子力発電業界を守る、
命よりも経済、お金を優先させているようなものです。
話を戻せば、「防災省」にしても何らかの利権で動くのであれば、国民の命を守れるとは思えません。
昨年、
東京新聞記者の小沢慧一さんが書いた本が数々の賞を受賞されています。
この本の内容をすごく簡単に言えば、近く起きるとされている「
南海トラフ地震」がその発災確率を水増しされていることを明らかにした本です。
その目的は、予算獲得のため。まさしく利権という話です。
もし、「防災庁」「防災省」が、お金でしか動かないのであれば、本当に国民の命を救えるのか?守れるのか?甚だ疑問です。
ひょっとすると、「防災庁」「防災省」がなかった時よりも余計に人が命を落とすのかもしれません。
そうならないためにも、
有権者は政治のやることに無関心でいてはいけません。有権者の意識・心の貧困から政治の貧困を避けるために、利権だけで政治が動かないために、多くの命が守られ、幸せに暮らせるために。
関連リンク。========
能登半島地震から半年 復興状況は 何が復興を妨げるのか 私たちはどんな支援ができるのか | NHK防災
被災された多くの人たちが今も厳しい暮らしを余儀なくされています。住民の生活再建のためには何が必要なのでしょうか。
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